食べ頃最適のゆで上げ「あさりとキノコ」のパスタ Anello(さくら)

下野新聞
2020年11月27日

 店名のAnello(アネッロ)はイタリア語で「リング」の意味。「人の輪を広げたい」。そんな思いから名付けた。

 オーナーシェフの和氣弘典(わきひろのり)さん(44)は、肩肘張らないアットホームな雰囲気作りを目指している。

 人気のランチメニューは、季節や素材によって変わる4種類のパスタから選べる。前菜や手作りパン、食後の飲み物が付くAランチ(1320円)と、ドルチェが加わるBランチ(1518円)の2種類を用意する。

 「あさりとキノコ」のパスタを選んだ。揚げて食感と香りを楽しむヤナギマツタケをはじめ、シャンピニオン、マイタケなど八ケ岳産の秋の味覚を、あさりのソースが包み込む。

 「パスタは麺が命。気を使います」と和氣さん。食事の進行状況を見定めながらゆで上げのタイミングを計って提供する。フロアスタッフとは阿吽(あうん)の呼吸だ。

 「フレンチ料理の鉄人」として知られる坂井宏行(さかいひろゆき)さんの店「ラ・ロシェル」を皮切りに、イタリアと東京のイタリア料理店を行き来しながら腕を磨いた。全国各地から新鮮な食材や気になったものを仕入れ、提供していく。広々とした店内は時節柄、隣席との距離も取りやすい。

 【メモ】さくら市北草川1の1の1。午前11時半~午後2時半、午後6時~10時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。(問)028・678・9747。

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