気持ち和むスープに列 豆乳明太うどん うどん花むすび(上三川)

下野新聞
2020年10月25日

 のどかな田園風景の中に、行列のできるうどん屋がある。背脂やホルモンを使った新感覚のメニューが満載の「うどん花むすび」だ。店主の和氣敏治(わきとしはる)さん(41)は「ラーメン屋の系列店なのでラーメンっぽいメニューが多いです」と話す。

 人気の一つが「豆乳明太うどん」(税別880円)。丼から豆乳の甘い香りがふんわり漂い、思わず気持ちが和む。スープをひと口すすればクリーミーさとめんたいこの塩気が相性抜群。国産小麦で作った麺は表面はつるっとしていて、歯応えはもっちり。

 「味の決め手はスープのタレのだし醤油(しょうゆ)」と、和氣さん。店特製のだし醤油は甘めで、濃いめの味付けが特徴だという。

 おすすめのトッピングは「焼きチーズ」(同100円)。あぶりチーズはとろけて麺によく絡み、猫舌の人は要注意。焦げ目の香ばしさが食欲をそそり、はふはふ言いながらも箸が止まらなくなってしまう。かつお節やネギなどの薬味もアクセントになり、最後まで飽きない一杯だ。

 「岩のりと背脂の肉うどん」(同880円)や「しっぽくうどん」(同760円)など、どれも独創的なアレンジが光る。和氣さんは「いわゆる『普通の』うどんはないけれど、お客さんには変わり種を楽しんでほしい」としている。

 【メモ】上三川町東汗1306の4。午前11時~午後3時。木曜定休(不定休あり)。(問)0285・57・0258。

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