口に広がるモツのうま味 ホルモン焼きそば 焼きそば もりもり(壬生)

下野新聞
2020年9月26日

 「うまい」「早い」「安い」だけでは満足できない人に、お薦めしたい焼きそばがある。店名通り、盛りに盛られた「ホルモン焼きそば」(750円)だ。

 「麺だけで400グラム、具も合わせると700グラムくらいかな」と、店主の山田文夫(やまだふみお)さん(71)。客をがっかりさせないよう、どのメニューも量を多めにしているという。

 もちろん、味も絶品。モツを食べてみると、プリッとした歯応えとともに、うま味が口いっぱいに広がった。山田さんによると、タレを吸い過ぎないという豚のホルモンの部位を使用。「下処理で脂を取り除いているから、弾力があって臭みもない」

 そして、何と言っても決め手はソース。大塚ソース(宇都宮市)の3種類のソースを独自にブレンド。「冷めてもおいしい」のがポイントなのだとか。甘めでこくがあり、中太麺とよく絡む。

 具材はモツとタマネギ、キャベツと、至ってシンプル。だが、山田さんは「焼きそばは簡単そうに見えて難しい」と言う。「一つ一つの材料や調理工程を追究していきたい」

 ボリューム満点の「焼きそばランチ」(750円)、県内外から挑戦者が訪れるという「激辛地獄焼きそば」(600円~)も人気。

 【メモ】壬生町幸町1の4の7。午前11時~午後3時、同5~7時。不定休。(問)0282・86・2713。

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