風鈴、音色涼やか コロナ収束願い 下妻・大宝八幡宮

茨城新聞
2020年7月31日

新型コロナウイルスの収束を願い、下妻市大宝の大宝八幡宮(山内雄佑宮司)で、「風鈴まつり~千古(せんこ)の社(やしろ)に涼を求めて~」が開かれている。拝殿前にある石畳の参道に、約千個の風鈴を飾った。参拝者が指で揺らすと「チリン、チリン」と涼やかな音色が境内に響き、見る者を楽しませている。

古来より鈴の清らかな音色は邪気を払うとされ、新型コロナの影響で落ち込んだ機運を少しでも高めようと、初めて取り組んだ。ガラスでできた無地の風鈴は、地域の子どもやお年寄りが絵付けした。短冊には「コロナ退散」「疫病退散」など、思い思いのメッセージが書かれている。

同八幡宮を初めて訪れたいずれも29歳の夫婦=土浦市=は「色とりどりの風鈴を見て晴れやかな気持ちになった」と笑顔。山内宮司は「夏本番なので、涼を求めて癒やされに来てほしい」と語った。

8月31日まで。土、日曜日は午後7~10時ごろまでライトアップする。

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