豆力士が“熱戦” 潮来で延方相撲

茨城新聞
2017年7月31日

潮来市新宮の鹿嶋吉田神社で30日、県無形民俗文化財で345年の伝統を誇る「延方相撲」が開かれた。子どもの健やかな成長を願う花相撲が人気で、華やかな化粧まわしを締めた、かわいらしい豆力士が“熱戦”を繰り広げた。

延方相撲は江戸時代、漁場を巡る紛争が収められたことを祝って奉納されたのが始まりという。江戸勧進相撲の格式で現在に伝えられている。

花相撲は、地元の未就学児が父親に付き添われ、立派な化粧まわし姿で土俵入り。「のこった、のこった」との行司の声に元気に押し合う光景や、嫌がって泣きじゃくる様子が見られ、見物客たちの和やかな笑顔が広がった。  

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