勇壮に水しぶき 大みこし川渡御 下館祇園まつり

茨城新聞
2017年7月31日

筑西市の下館祇園まつりのフィナーレを飾る「川渡御」が30日朝、五行川の勤行川大橋下流で行われた。担ぎ手の男たちは小雨が降る中、威勢の良い掛け声とともに、約1トンの大みこし「明治神輿(みこし)」を川に入れてもみ合った。大勢の観光客が集まり、水しぶきを浴びるみこしと男たちの勇壮な光景を見守った。

川渡御は、みこしと氏子が町内を歩いて集めた厄を、川の水に流し清めて、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全などを祈願する。

下館羽黒神社を出発した明治神輿は午前7時ごろ、川に到着。男たちは約30分間、「よい、よい、よさ」「おいっさー、おいっさー」と勇ましい掛け声を上げ、川の中で大みこしを担いで練り歩いた。みこしは幾度となく水中に入れられ、激しく水が掛けられた。 

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