蔵の町にみこし 真壁祇園祭桜川で開幕

茨城新聞
2016年7月24日

400年の歴史を持つ「真壁祇園祭」が23日、桜川市真壁町で始まった。初日は渡御が行われ、みこしが五所駒瀧神社(同町山尾)を出発、蔵造りの町並みを残し、国の重要伝統的建造物群保存地区となっている町内を厳かに練り歩き、真壁伝承館隣の御仮屋に到着した。祭りは26日まで続く。

祭りは、創建千年を超える同神社の例祭で、国の無形民俗文化財にも選定されている。歴史ある町並みの中をみこしが進む中、町内にはおはやしの音が響き、祭りを盛り上げていた。

2日目の24日は園児山車引き回しの後、子ども山車と若衆山車が御仮屋を参拝する。25日は山車4台が勢ぞろいし、祭りは最高潮に達する。

最終日の26日はみこしが御仮屋から町内を巡り、同神社に還御する。神様のお還(かえ)りを惜しみ、山車がみこしの行く手を阻もうとするのも見どころだ。

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