馬とみこしの“対決” 行方八坂神社
茨城新聞
2017年8月14日
馬とみこしの“対決”で知られる、行方市麻生の八坂神社の祭礼「馬出し祭り」が、同神社境内で開かれた。神話に基づいた勇壮な神事で、氏子たちが荒々しく担ぐみこしに追われながら、馬が土ぼこりを舞い上げて疾走した。
神事では、同神社の祭神スサノオノミコトが大蛇ヤマタノオロチを退治した神話を再現。大蛇に見立てた馬をみこしが追い立てた。「わっしょい、わっしょい」と威勢よい掛け声とともにみこしが迫ると、馬は激しく暴れながら、引き手とともに見物客がずらりと並んだ境内を走り抜けた。
地元で長く受け継がれる神事。氏子総代長の羽生均さん(69)は「地元の若者も積極的に参加してくれて頼もしい」と語った。
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