新型コロナ収束へお守り 結城・健田須賀神社が販売

茨城新聞
2020年6月3日

 結城市結城の健田須賀(たけだすが)神社は、新型コロナウイルス感染症よけのお守り「流行(はやり)病(やまい)除(よけ)御守」を販売し、参拝客の関心を集めている。江戸時代に天然痘が流行した際に作成したと思われる版木で文字を刷り、中には感染症の収束を祈願した護符を入れた。価格は500円。

 「流行病除御守」は、交通安全や方位よけ、本場結城紬(つむぎ)を使ったお守りなどと共に社務所に並べた。1242年に創建した同神社には、お守りやお札に使う数多くの版木が残されているという。その中から天然痘やペストなどの疫病が流行した際に使用した思われる版木を使い、財布などに入れて持つ肌守りを作成した。

 同神社は毎年7月、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを願って夏季大祭を実施。創建当時から住民に親しまれてきた同大祭だが、今年初めて神輿(みこし)が町内をまわる神輿渡御が中止されることが決まった。

 宮司の小貫隆嗣さん(67)は「夏季大祭は伝染病の流行の鎮静化を願い始まったもの」と説明し、式典は例年と同様に行い、新型コロナウイルス感染症の鎮圧を願い祝詞を唱える予定という。

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