あんこう鍋 発祥の地救え 寄付1300万円突破 北茨城市観光協会が事業者支援クラウドファンディング

茨城新聞
2020年7月26日

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した事業者の支援につなげようと北茨城市観光協会が「あんこう鍋 発祥の地 北茨城市を救え!!緊急プロジェクト!!」と題して取り組んでいたクラウドファンディング(CF)への寄付総額が、1300万円を突破した。寄付者には、寄付額の2割を上乗せし、市内の事業者で使用できる「応援チケット」を送付。終了は今月末日で、市はさらなる支援を求めている。
 
 CFはインターネット上で資金を募る仕組み。市は「事業者応援チケット事業」として先月22日に始め、100以上の事業者が参加。今月17日には大台の総額1千万円を突破した。
 
 寄付者は、CFのサイト「キャンプファイヤー」で「店舗指定型」か「事業応援型」を選択。店舗指定型は寄付額5千円、1万円、3万円のいずれかから選ぶ。5千円なら6千円分、1万円なら1万2千円分など、それぞれ2割の金額を上乗せしたチケットを同協会が郵送する。チケットを使用できるのは9月11日から来年3月31日。
 
 同協会は「市内事業者の厳しい状況は相変わらず。寄付者、事業者にとって『ウィンウィン』(相互利益)のチケットなので、一人でも多くの人に利用してもらえれば」としている。
 
 URLは https://camp-fire.jp/projects/view/293783