海の幸、移動販売に力 大洗町、車両2台お披露目

茨城新聞
2017年7月9日

大洗町が地方創生の一環として導入した海の幸を移動販売するトラックが8日、大洗町港中央の茨城港大洗港区第4埠頭(ふとう)で公開された。昨年から稼働しているキッチンカーと合わせ2台体制となった。派手な装飾でお客の目を引くデザインとなっている。

2台の車両は町が購入。大洗町漁業協同組合と大洗水産加工業協同組合、大洗水産物仲買人協同組合が出資し、2016年8月に設立した合同会社「大洗新鮮組」が運用している。

新たに導入されたトラックは、生しらす、しらす干し、干物などを取り扱う。今年5月15日から稼働している。

キッチンカーは16年10月から導入。しらす丼、ほっき飯、しらす入りだし巻き卵などを販売する。これまでに約70回出動。県内の道の駅やJ2水戸のホームゲーム、群馬、栃木県のイベントで出店してきた。

同町の水産業は漁業や水産加工業を中心に発展。今後は販売面に力を入れていく方針。

式典で小谷隆亮町長は「地方創生をしっかり進める。出張販売を軌道に乗せて、若い人が働く場を確保していく」と意気込みを見せた。大洗新鮮組の飛田正美代表社員は「県内外に積極的に出店し販売拡大を進める」とあいさつした。 

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