《茨めん》チリトマトらーめん 麺屋KENJU(つくば市)

茨城新聞
2019年10月6日

野菜だしスープ専門店の「麺屋KENJU」。北海道産ジャガ芋を中心に旬の野菜と水だけでだしを3日かけて取る。ラーメンになじみのとんこつ、鶏がら、魚介、かつお節や煮干しなどの乾物は使わない。野菜のだしがスープの基本だ。作り方や味付けはラーメン店というよりオリジナルの麺料理店。「動物性食品を使わずベジタリアンの人に食べてもらえるラーメン店は県内でここだけだろう」と店主の中村健寿さん。「器の底に野菜の自然なとろみがたまり、食べていくうちに味が変わっていく」と言う楽しみもある。特注の麺は北海道産小麦粉100%、着色料は入れない。一番人気の「チリトマトらーめん」はチーズとベビーリーフがトッピングされ、スープパスタのよう。チーズが溶け、辛みがまろやかになる。

中村さんは飲食業界で20年以上働いていたという。「通常のラーメンより塩分は3分の1程度に抑える」など健康と長寿を強く意識する店を2017年に開いた。チャーシューはメニューに入れていない。

塩麹(こうじ)を生かした「塩クリーミー」「醤油(しょうゆ)ポタージュ」「醤油極旨(ごくうま)ハーブ」。チリトマトと極旨ハーブは全国のラーメンを販売するサイト「宅麺」で扱う。

つくば市高崎1371の5
営業時間は午前11時~午後3時、午後6時~同9時(日曜は午前7時~午後3時)
定休は月曜
(電)080(5171)4886

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