《茨ぱん》角食パン ベーカリーミイ(つくば市)

茨城新聞
2019年6月16日

「おなかがすいたときに食べてもらえるようなエネルギーになるパンを作りたい」と「ベーカリーミイ」店主の酒井吏代さん。その代表が「角食パン」だ。「店を始めるに当たり最初にレシピができた」と言う看板商品。自家製レーズン酵母種とイースト菌を併用し、無糖練乳や蜂蜜を加え風味豊か。一方、「山食パン」は「シンプルな材料で作り、粉の風味が際立つ。ハード系寄り」。北海道産小麦粉を主に使うが、山食パンにはつくば市産「ユメシホウ」を配合する。

酒井さんは結婚後、製パン学校に3カ月通い、都内のパン店に4年勤めた。のどかな風景の住宅地に自宅兼店舗を建て、2008年開店。客が窓越しに酒井さんと会話しながらガラスケースのパンを選ぶ小さな店だ。

「全粒粉100%(フルーツ)」はカレンズとかんきつピール入り。日替わりでクルミやプレーンなども作る。サンドイッチやバーガーなどの調理パンは毎日3種類を用意。国産大豆の豆腐を使う「とうふクッペ」は「しっとりもっちり。試行錯誤した」。どのパンも作る人の個性がさりげなく光る。パンに自家製粒あんや季節のジャム、バターなどを塗ることもできる。予約は2営業日前まで。電話は午後がつながりやすい。

つくば市篠崎931の3
日曜・月曜・祝日定休(夏季と年末年始休業あり)
午前11時~午後6時(売り切れ次第終了)
(電)029(895)0137

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