《茨ぱん》クリームパン ピジョンポスト(つくば市)

茨城新聞
2019年4月21日

クリームパンと聞くと、グローブ型を思い浮かべるが、つくば市役所に近い住宅地にある「ピジョンポスト」のクリームパンはカップに入れて焼き上げる=写真手前。カスタードクリームは、つくば市の農場が魚粉や海藻などを自家配合した飼料で育てる鶏の卵で作る。「優しい味とお客さまから言われる」と店主の奥山美保香さん。パン窯で蒸し焼きするプリンにも使われている。

千葉県出身で会社員時代からパン作りを学んでいた奥山さんは、脱サラしパン店を譲り受けた。2012年つくば市に移り同店を開いた。ピジョンはハトのこと。伝書バトがロゴマーク。「できるだけ添加物なしで、価格との兼ね合いを考えながらも、自分がおいしいと思う物を提供したい」と話す。

「いちごミルク」=同手前から2番目=は自家製イチゴジャムと練乳をかけたカスタードクリームを入れている。北海道産小麦粉「ゆめちから」とバターで作っていた食パン=同奥=は、17年から牛久市の農園が完全無農薬栽培し自家製粉する「ユメシホウ」の全粒粉も配合するようになった。「小麦本来のおいしさが味わえる」と評判は上々だ。

店奥にイートインスペースが設けられており、パンを温めてくれるサービスも。

つくば市研究学園2の7の4
日曜・月曜定休(年末年始、ゴールデンウイーク、夏季は別途)
午前10時~午後5時
(電)029(858)0013

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