痔の悩み これで解決 茂木 国神神社 平癒や予防願う奇祭
下野新聞
2019年7月11日
【茂木】卵を神様に供え、まじないを唱えて痔(じ)病が治るよう祈る奇祭「じかたまじない」が7日、山内の国神神社で行われた。
同神社には「旧暦6月1日に仕事を休み、川で尻を洗って卵を持って集い、神にささげてから食べると、痔が治る」という伝承がある。
境内に置かれた卵形の石に尻をこすり付けるしぐさを神職が3回繰り返したのに続き、地元の役員も含め参詣者50人近くが次々に「けつぴたし!」と唱えながら、同じしぐさで痔の平癒や予防を祈願した。
都内から来て儀式に挑戦した40代の男性は「痔の手術をした。予防になればと思った」と話した。
祭りは地元の保存会が2012年に復活した。尾又仁(おまたひとし)区長(67)は「開催のため労力奉仕もあり、なかなか難しいが、アイデアを募って継続できたら」と話した。