来春、絶叫アトラクション 宇都宮・とちのきファミリーランド 7歳以上対象、愛称を公募

下野新聞
2019年7月11日

 宇都宮市西川田4丁目の遊園地「とちのきファミリーランド」を運営する県民公園福祉協会は10日までに、絶叫系アトラクション「ワイルドストーム」を、同園内に新たに設置することを決めた。新設は8年ぶりで、同園の目玉の遊具にする。9月から工事に着手し、2020年3月の利用開始を目指す。

 ワイルドストームは、直径14メートルの鉄の輪につり下げた2人乗りの計18の座席が、傾斜しながら上昇したり下降したりして高速で回る。オープンシートのため足は宙に浮き、遠心力で振り回されるスリルが味わえるという。遊具製造・運営の「泉陽興業」(大阪市)の製品で、設置費は約1億4千万円。

 県総合スポーツゾーン整備に伴い、昨秋に撤去された回転遊具「スーパースイング」の跡地に設置する。新遊具の選定では、計5社から8種類の遊具が提案され、県などが集客力や安全性の観点から審査を行い、決定した。

 同園にある遊具の年齢制限は0~4歳以上だが、ワイルドストームは7歳以上。同園のメイン遊具にして、新たな利用者層の取り込みなどを狙う。同じ遊具は、浜松市の浜名湖パルパルや熊本県荒尾市のグリーンランドリゾートに設置されている。

 新遊具の愛称は、同園のホームページ上などで一般公募し、10月上旬までに決定する予定という。