素敵な「出会い」いイネ 那須塩原 10種の苗で田んぼアート

下野新聞
2019年7月11日

 【那須塩原】色の異なる10種類の稲を植え分けて描く恒例の「田んぼアート」が10日、西遅沢の県道沿いの水田で公開され、訪れた人たちを楽しませている。

 制作したのは一区町、農業中野登喜男(なかのときお)さん(74)。10年目の今回は「ずっと取り上げたかった」という少子化対策がテーマで、約15アールの水田に「なすひかり」などの苗約2万7千株で男女の出会いを表現。2人の近くに幸運の象徴とされる四つ葉のクローバーもあしらい、中野さんは「見に来て幸せな気分になってもらえたら」と話す。

 毎年夫婦で訪れている宇都宮市鶴田町、飯島哲(いいじまさとし)さん(72)、恵子(けいこ)さん(71)は「何が描かれているか楽しみに来ています」と盛んにシャッターを切っていた。

 午前9時~午後4時。9月28日まで。水田は県道55号沿い、井口交差点から東約1・5キロ。(問)中野さん090・2329・1762。