濱田庄司が集めた世界の染織美 7月まで「テキスタイル展」 益子参考館

下野新聞
2016年5月14日

 人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)(1894~1978)が日本や世界各地で収集した染織品などを展示する「濱田庄司のテキスタイル」展が、益子町益子の濱田庄司記念益子参考館で開かれている。芸術家として感性を磨き、民芸運動の主導者として各地の作り手を励ました濱田の布物への情熱に迫る。

 濱田は20代で渡英した頃、英国の染織家エセル・メーレーの作ったスーツを着用するなど、若い頃から布製品に対して強い関心を持っていた。

 同展では、沖縄の紅型や山形県庄内地方で背中当てとして使われた庄内ばんどり、青森県南部地方の菱(ひし)刺のほか、エジプトのコプト織、イランのじゅうたんなど58点を紹介している。

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