モノクロームの川上澄生 鹿沼で企画展

下野新聞
2017年5月11日

 川上澄生(かわかみすみお)の木版墨刷作品を中心とした作品58点が並ぶ企画展「モノクロームの川上澄生」が鹿沼市睦町の川上澄生美術館で開かれている。7月2日まで。

 木版墨刷は彫刻刀の痕が作品全体の印象を左右するという。1931年制作の3枚の続き絵「北風と太陽」の北風のシーンの作品(縦10・4センチ、横14・6センチ)=写真=は、うねった曲線で旅人に向かう強い北風を表現するなど、さまざまな線の効果を駆使している。

 午前9時~午後5時。一般300円など。月曜休館。(問)同館0289・62・8272

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