「納豆の日」“本場”PR 水戸や都内でイベント

茨城新聞
2019年7月11日

「納豆の日」の10日、県納豆商工業協同組合(高野正巳理事長)は水戸市のJR水戸駅南口で、同市特産のわらつと納豆を無料配布し、納豆の“本場”をアピールした。昨年の家計調査で市の消費額が2位にとどまったことから、日本一奪還へ向けた消費拡大を呼び掛けた。

イベントでは市内メーカー4社のわらつと納豆のほか、食材としての利用を促すレシピ集や市内で納豆料理が味わえる店舗マップなどのセットを310組配布。駅前には開始前から行列ができ、午後6時から始まった配布はわずか15分で底を突いた。

納豆が大好きだという同市三の丸の高橋夏澄さん(9)は「毎朝食べて元気に学校に行っている」と、笑顔で納豆を受け取っていた。高野理事長は今年の市消費額が5月現在の累計で1位となっていることを指摘し、「納豆料理も次第に浸透しつつある。この調子で3年ぶりの日本一を狙いたい」と意気込んだ。

東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」でも「納豆の日」をPRする県主催のイベントが開かれ、3月に県からいばらき魅力発信隊に任命された納豆の妖精「ねば~る君」が来店客に納豆の魅力をアピールした。イバラキセンスでは16日までを「納豆WEEK」として、メレンゲ納豆スパゲッティ(1100円)や納豆ソフト(600円)など納豆関連の限定メニューが味わえる。

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