夏のような日差しに映える浴衣生地 栃木県宇都宮市の染工場で天日干し

下野新聞
2025年5月21日

栃木県宇都宮市錦1丁目の中川染工場では真夏日となった20日、日照を生かし、浴衣などに使われる染め物の天日干し作業が行われた。

中川染工場は、染めない部分に防染のりを付け、生地の上から染料を注ぐ「注染(ちゅうせん)」という伝統技法を用いている。

青空の下、祭り用の浴衣や手ぬぐい用の生地を従業員らが手際よく張っていくと、色鮮やかな模様が強い日差しに照らされた。中川友輝社長(43)は「注染の浴衣や手ぬぐいは吸水性や通気性に優れ、夏にぴったりです」と話した。

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