来年4月「とちぎ場所」 栃木市合併10周年記念 

下野新聞
2019年8月2日

市出身横綱・栃木山を顕彰

 【栃木】来年4月18日に大相撲巡業「とちぎ場所2020」が市総合体育館で開かれることが1日、決まった。市での巡業は2009年以来11年ぶりで、市合併10周年を記念する。昨年で横綱昇進から100年を迎えた栃木山の業績を展示するブースを設けるなど、栃木山を顕彰する場所とする。日本相撲協会巡業部の尾上(おのえ)親方(元小結浜ノ嶋)は「伝説の横綱の出生地で、失敗は許されない」と気合十分だ。

 尾上親方と市民有志でつくる実行委員会メンバーが同日、市役所を訪れ、巡業開催に向けて両者が契約を締結したことを、大川秀子(おおかわひでこ)市長に報告した。

 東京五輪と市合併10周年が重なる2020年を記念し、市の地域活性化につなげることが狙い。「歴代5本の指に入る」(尾上親方)という第27代横綱・栃木山が市藤岡町出身であることから、関連するイベントも検討するという。

 前日の17日、十両以上の力士約120人ら同協会関係者約280人が来市する。当日は取り組みのほか、公開稽古や横綱土俵入りなどを行う。市マスコットキャラクター「とち介」も、化粧まわし姿で登場する予定。

 大川市長は「市民は楽しみだと思う。成功に向け、協力したい」とした。入場者数は3千百人。チケットは7千~1万4千円。先行販売は12月1日を予定。

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