素材こだわり、健康配慮  teonのハンバーグ teon(テオン)(さくら)

下野新聞
2022年9月7日

カジュアルな雰囲気の中で、料理や素材に良い意味でのこだわりがある店と聞く。事前に予約を入れ、昼過ぎに訪れた。

ランチは、メイン料理1品を3、4種類の中から選ぶ仕組み。teonのハンバーグ(1650円)を頼んだ。サラダとパン、スープ、ドリンクが付く。

丸く厚みのあるハンバーグは、パプリカやオールスパイス、ナツメグなどで香り付けしてある。じっくりと火を入れたことによるジューシーさが売りという。

佐藤(さとう)みちる代表(27)が「野菜をおいしく食べてもらいたい」と“推す”サラダには、さくら市産の無農薬野菜、または壬生町産の有機野菜を用いて、客の健康にも気を使っている。

毎朝焼く自家製パンは、「フォカッチャ」。地場産小麦「イワイノダイチ」をブレンドして仕上げた。

「最後の飲み物が、その店の印象を左右しませんか」と佐藤さん。ドリンクは、佐賀県の無農薬紅茶と宇都宮市の専門店からコーヒー豆を取り寄せるなど、手を抜かない。

二人三脚で客をもてなす鈴木啓之(すずきひろゆき)シェフ(40)は、フレンチ店で共に働いた仲間でもある。

店は、市の新規開業者向け施設で営業。佐藤さんは「ゆくゆくは、さくら市内にある実家に店を構え、目の前の畑で収穫した野菜を提供できれば」と青写真を描く。

■メモ さくら市氏家1851の1、eプラザ参番館。午前11時半~午後2時半。午後6~9時(金、土、日曜)。最大10人。要予約。不定休。(問)080・6580・2831。