茨城・日立さくらロードレース 種目絞り3年ぶり開催 4月3日、参加者も制限 24日から受け付け
サクラの中を駆け抜ける茨城県日立市の春の風物詩、日立さくらロードレース(茨城新聞社など主催)について、同レース実行委員会(会長・小川春樹市長)は5日、今春の大会を4月3日に実施すると発表した。新型コロナウイルスの影響で過去2年間は中止を余儀なくされ、開催は3年ぶり。感染防止対策として、種目はハーフマラソンと10キロの二つに絞り、参加者数も各1500人に制限する。ただ、新規感染者数が全国的に増加に転じており、実行委は今後の感染状況によっては中止もあり得るとしている。
市は昨秋の緊急事態宣言解除後、感染防止対策を講じながら限定的にイベントを再開させていく方針を取り、これを踏まえ、実行委は昨年12月中旬の段階で、規模を縮小した上での開催は可能と判断。年末年始の感染状況を慎重に見極め、公表に踏み切った。
ハーフマラソンと10キロの参加は国内在住の高校生以上とする。スタートやゴール地点でもランナーの間隔が1メートル程度確保できる人数として各種目1500人に制限する。表彰式の簡素化や記録証の交付方法も検討するほか、「ワクチン・検査パッケージ」の活用も視野に入れる。
エントリーは24日正午から2月7日まで。全てインターネットで受け付け、申し込み順で上限になり次第締め切る。実行委は会場整理や給水などのボランティア約800人の募集も開始した。