卒園の記念品にいかが 宇都宮の木村 受注販売スタート 「14ひき」せんべいにメッセージ 

下野新聞
2021年12月14日

 米菓製造販売の木村(宇都宮市南高砂町、木村圭一(きむらけいいち)社長)は、幼稚園や保育園の卒園記念品として益子町在住の絵本作家いわむらかずおさんの描くキャラクターを印刷したオリジナルせんべいの受注販売を始めた。

 記念品を通じて、県内の子どもたちや保護者にいわむらさんの描くキャラクターや絵本の世界観に触れてもらおうと受注販売を企画した。

 同社はいわむらかずお絵本の丘美術館がある那珂川町内に工場があることが縁で、3年前から「14ひきのシリーズ」のプリントせんべいを製造している。

 デザインは14ひきのシリーズ4種類と「かんがえるカエルくん」の2種類など計7種類。デザインを選択し、園の名前やメッセージを1行10文字で2行まで入れられる。1枚140円(税別)。せんべいは表面にメレンゲを塗られているタイプのため、卵アレルギー対策が必要な場合は、別の商品で対応する。

 同社の安彦謙一(やすひこけんいち)執行役員経営企画室長(47)は「美術館のPRとともに、卒園児の保護者らに弊社のせんべいをアピールしたい」、同館の岩村康一朗(いわむらこういちろう)学芸員(56)は「コロナで大変な経験をした園生活だったと思うが、せんべいを手にして少しでも和やかな気持ちになってほしい」と話した。

地図を開く 近くのニュース