完熟つややか、特産の江戸崎かぼちゃ 稲敷で収穫最盛期

茨城新聞
2021年6月26日

茨城県稲敷市特産の「江戸崎かぼちゃ」の収穫が最盛期を迎え、生産者が連日、出荷作業に汗を流している。丸く熟したカボチャが畑から顔を出すと、日を浴びてつやつやと輝いた。

同市上君山の池延美千男さん(61)方の畑では、家族3人が作業に当たっている。江戸崎かぼちゃは畑で完熟させるのが特徴。一つ一つの花を手作業で授粉し、55日ほどかけて成長、熟成させて収穫する。

池延さんは、つたをかき分けて実の熟度を見極めながら、専用のはさみを使ってもぎ取っていく。「ホクホクして程よい甘みが魅力。今年は大きい災害もなく、ほっとしている」と笑顔を見せた。作業は8月上旬まで続き、首都圏を中心に出荷する。