春ピーマン出荷最盛期 神栖 活気あふれる
茨城新聞
2021年6月7日
ピーマンの生産量日本一を誇る茨城県神栖市で、春ピーマンの出荷が最盛期を迎えている。同市太田のJAなめがたしおさい波崎青販部会の選果場は、休日返上で出荷作業に追われ、活気にあふれている。
農家が搬入したピーマンは、まず形の良くないものが手作業で抜き取られ、さらに機械で重量不足のものが分けられる。選別されたピーマンは自動で袋詰めされ、手作業で箱詰めされてトラックに積まれる。
同部会によると、今春の出来は例年並み。3月が暖かかったため、最盛期が半月早まったという。安藤和利部会長(61)は「神栖のピーマンは野菜本来の甘みが楽しめるので、ぜひ丸焼きで食べてみてほしい」と話した。作業は7月上旬ごろまで続き、首都圏を中心に出荷される。