江戸崎かぼちゃ出荷始まる 稲敷 ホクホク感楽しんで
茨城新聞
2021年5月20日
茨城県稲敷市特産の「江戸崎かぼちゃ」の出荷が19日、始まった。同市羽賀のJA稲敷中央集荷場では、江戸崎南瓜(かぼちゃ)部会(池延美千男部会長)の部会員たちが、傷の有無や形など箱に詰めたカボチャを確認した。
江戸崎かぼちゃは、畑で完熟させてから収穫、出荷するのが特徴。国が地域ブランドを保護する「地理的表示(GI)保護制度」の対象として2015年に登録された。出荷する品種「くり将軍」は、ほどよい甘みとホクホクとした食味に定評がある。
この日集荷場に集められたカボチャは、10キロ入り計58箱で、部会員が品質を最終確認した。8月初旬まで、東京・大田市場などに約330トン出荷する見込み。池延部会長は「例年よりやや大ぶりで、味も良く仕上がった。ホクホク感を生かして食べてほしい」と話した。