「ホッパ車」最後の雄姿 関東鉄道、5月16日に公開撮影会 小湊鉄道へ2両譲渡

茨城新聞
2021年4月30日

関東鉄道(本社茨城県土浦市)は、30年にわたって常総線で活躍してきた旧国鉄の貨車「ホッパ車」2両を小湊鉄道(千葉県市原市)に譲渡する。5月16日には公開の撮影会を開き、鉄道ファンの来場を呼び掛ける。

譲渡するのは「国鉄ホキ800形ホッパ車」。長さ12メートル、積載量は30トン。鉄道レールの下に敷く砕石を運ぶために、機関車に引かれて使われる。

ホッパ車は1990年3月、国鉄清算事業団から譲り受けて常総線に配備。91~92年の水海道車両基地(常総市)の新設工事や、2011年3月の東日本大震災の復旧工事などでも活躍した。

撮影会は「さよなら撮影会」と銘打って5月16日午前10~11時45分、午後1~2時45分の2回、常総市の水海道車両基地で開催(集合・受け付けは水海道駅)。荒天中止。水海道駅から臨時列車で車両基地に移動し、ホッパ車2両と「DD502機関車」、工事用保守車と連結して展示する。

募集人数は午前、午後各50人。参加費3千円(記念乗車券特典付き)。申し込みは5月7日まで、同社ホームページの専用フォームから。応募多数は抽選。問い合わせは同社施設課(電)029(822)3718

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