行方コシヒカリと米米CLUBが異色の「コラボ」 オリジナル米販売や音楽イベント 石井氏、作曲も意欲的

茨城新聞
2020年10月3日

行方市宇崎のなめがたファーマーズヴィレッジは9月29日、10月から人気バンド「米米CLUB」とコラボレーションする「AGRI PROJECT」を始めると発表した。会見には同バンドのボーカルで北茨城市出身のカールスモーキー石井氏らが出席。第1弾として、オリジナル米の販売を行うほか、今後は音楽を通したイベントなども検討しているという。

同ヴィレッジを運営するなめがたしろはとファームによると、元々、農業をテーマにしたフェスティバルを企画しており、「茨城出身の石井氏がおり、名前に『米』が入っている」(佐藤大輔常務)ことなどから米米CLUBとのコラボ企画が実現した。

石井氏は「自分も茨城県人だが、茨城には海の幸や山の幸、とても良いものがあるのに、どうにもPRが下手」と指摘。「このプロジェクトに参加することで、茨城のイメージアップにつながればいい」と話した。さらに、プロジェクトに関する作曲についても意欲を見せた上で「人が集まるということは怖い部分もある。曲を通して、マナーなどについて発信していければ」と語った。

プロジェクトの第1弾として、米米CLUBオリジナル米のコシヒカリ「米米米-KOME KOME MAI-」を販売。さらに、トークショーなどを予定している。

会見に先立ち、なめがたしろはとファームと行方市は包括連携協定を締結。観光振興や情報発信、SDGs(持続可能なまちづくり)など、多分野にわたる協力について確認した。鈴木周也市長は「全国有数の農業産地である本市と、農業という軸を中心に幅広く事業を展開するなめがたしろはとファームさんの強みを生かし、地域発展と市民サービス向上を目指したい」と話した。

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