ヒガンバナ、赤く染まる 10万本、住民ら育成 常陸太田・源氏川

茨城新聞
2020年10月3日

常陸太田市新宿町の源氏川で、住民団体が育てているヒガンバナが炎のような赤い花を咲かせ始めた。新宿橋から落葉橋の間、約300メートルの両岸に計約10万本が植えられ、市民などが記念撮影をしながら散歩を楽しむ姿が見られる。今年の開花は例年より10日ほど遅く、7日ごろまで楽しめるという。

10年以上前から球根の根付けなどを行い、3年前に「源氏川の彼岸花を保存する会」(星野良孝会長、会員22人)が発足。除草作業などに取り組む。ヒガンバナの育成を通して自然保護の心を育み、市内外の人たちと交流を深めることで、観光資源として地域の活性化を目指している。

今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、彼岸花鑑賞会などは開催しない。同会では「手入れはしているので、マスクを着けて自由に見てもらえれば」と話している。

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