特産ピーマン 寿司2品開発 神栖のホテル

茨城新聞
2016年5月11日

神栖市大野原のアトンパレスホテルが、地元特産のピーマンを使った新メニューを開発した。ピーマンの素材を生かした「ピーマンの江戸にぎり寿司(ずし)」と「ピーマン姿の小袋詰め寿司」の2品。

温暖な気候と水はけのよい土壌で、生産量日本一を誇る同市のピーマン。新メニューの開発は、同市のJAしおさいのピーマン生産者から、同ホテルの宴会料理として特産品のピーマンを使った料理の創作要望を受け、考案された。

ピーマンの江戸にぎり寿司は、(1)揚げ物(2)ピリ辛煮(3)漬け物-にしたピーマンとユズ入りのシャリをかんぴょうで結んだもの。ピーマンのさまざまな食感や味が楽しめるのが特徴だ。

一方、ピーマン姿の小袋詰め寿司は、揚げたり焼いたりしたピーマンを袋とし、山菜の入った五目炊き込み飯とクルミの炊き込み飯を中身とする2種類。どちらもピーマンの形や味をそのまま生かした。

2品は今後、同ホテルの宴会料理として、一般向けにも提供される予定。

同ホテルの野口幸治会長は「地元が一体となり特産品を使った料理を作ることによって、地域おこしにつながれば」と話している。

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