低温熟成、しっとり ひたちなか 焼き芋専門店オープン

茨城新聞
2021年7月29日

秋田県でラーメン店など飲食店を展開する、みちのく麺匠(秋田市)の新業態店となる焼き芋店「蔵出し焼き芋専門店 のあの方舟」が茨城県ひたちなか市外野にオープンした。盛岡市の1号店に続く全国2番目のフランチャイズ店で、県内初出店。有機栽培で育てられた鹿児島県種子島産の「安納芋」や静岡県産の「紅はるか」を使った焼き芋やスイーツを販売する。

低温で長期熟成したサツマイモの焼き芋を急速冷凍し、袋や箱入りで販売する。一度冷凍することで甘みやうま味を引き出し、よりしっとりとした食感が楽しめるという。

冷凍「安納芋」は1袋500グラム入り1365円、同「紅はるか」は1袋500グラム入り910円。店頭で温めた焼き芋の量り売りや、冷蔵の冷やし焼き芋の販売も行う。

ほかにプリンやスイートポテト、ソフトクリームなどサツマイモを使ったスイーツも取りそろえた。季節ごとに商品を変えて展開する方針で、8月からはモンブランの販売を始める予定という。

同店を運営するのは「らーめんげんき屋」など県内でラーメン店などを展開するショウヘイ(笠間市小原、飯島正平社長)。みちのく麺匠の戸松啓一社長と交流があり、「茨城で安納芋のお店を開きたい」と飯島社長が声を掛けたことがきっかけで出店に至ったという。

飯島社長は「有機栽培にこだわったサツマイモで差別化を図り、今後県内に展開していければ」としている。ひたちなか店の営業時間は午前11時~午後6時。年中無休。同店(電)029(212)6770

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