《茨ぱん(ibapan)》山型食パン「暁」、黄身の濃い卵で赤み さかい河岸ベーカリー(境町)

茨城新聞
2020年10月6日

さかいまちづくり公社が運営する「河岸(かし)の駅さかい」1階に「さかい河岸ベーカリー」がある。山型食パンの「暁(あかつき)」は「黄身がオレンジ色のように濃い専用の卵を使っている」と副店長の小野巧真さん。明け方の空のように赤みを帯びて焼き上がり、中もほんのりオレンジ色をしている。卵は八千代町の養鶏場産を使用。卵の量に限りがあるため、土曜日と日曜日に販売する。小麦粉は県産「ゆめかおり」だけを使い、生クリームを配合する。「ふんわりやわらかでしっとり。トーストせずに食べられる」。贈り物用に人気だ。

同店やシェアオフィスが入る河岸の駅さかいは老舗和菓子店の空き店舗をリノベーションし、2018年にオープンした。同店は一時休業していたが昨年7月に再開した。同店で作るパンは全て、ゆめかおりを配合する。

境町などが特産のさしま茶を使った山型食パンは、水の代わりにさしま茶を入れ、茶のペーストや刻んだ茶葉も生地に練り込む。「抹茶より軽く爽やかな緑茶の風味が感じられる」と小野さん。常陸牛入りのカレーパンや同町産の野菜を使ったタルティーヌなども並ぶ。パンに合うジャムやオリーブ油なども販売する。

境町1597
定休は月曜・火曜
営業時間は午前11時~午後5時
(電)0280(33)6055

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