創業以来の看板メニュー 【食べた? 県北味めぐり】(39)高原野菜のサラダうどん 山ぼうし(那須)

下野新聞
2020年2月28日

 30年余り前にうどんと定食の店として始まり、創作うどん店へと発展を遂げる原動力になった創業時からの看板メニュー。季節によって旬の野菜をふんだんに使い、寒い時期でも老若男女に人気の一品だ。

 店長の本田崇(ほんだたかし)さん(44)の母京子(きょうこ)さん(72)が別の店を切り盛りし、まだ「サラダうどん」を見かけない時代に、賄いとして食べていたのが始まりという。

 喉越しが良く、もちもち感が気持ちいい生の手延べうどんの上に、アスパラやカボチャ、トマト、レタス、アイスプラントなど地場産を中心とした10種以上の野菜を盛り付けてある。

 北海道産の真昆布、かつお節、さば節などから丁寧にとっただしと、しょうゆベースに練りごまといりごまを加えた自家製ごまドレッシングのバランスが絶妙で、お好みでラー油で辛みを加えるとアクセントになる。「くせになる」と那須に来るたびに立ち寄るリピーターを生み出している。

 「クリームライスコロッケ」とセットで頼む人も多い。創業時から変わらぬうどんとの名コンビだ。

 「時代が移ろっても、サラダうどんとライスコロッケは残したい」と崇さんと京子さん。今後も変わらぬ親子の味だ。

 【メモ】サラダうどん1100円、クリームライスコロッケ1個250円(いずれも税込み)▽那須町高久乙2733の33▽営業時間 午前11時~午後3時▽定休日 水曜▽(問)0287・78・2266

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