口や鼻、吹き出す煙人気 【食べた? 県北味めぐり】(23)SLポップコーン

下野新聞
2019年10月11日

 液体窒素で瞬間冷凍されたポップコーン。口に運ぶと、SLから蒸気が出るように口や鼻から白い煙が吹き出す。映像制作などを行う日光市中小来川の「upLuG(アプラグ)」が今年2月から、東武鬼怒川温泉駅前広場でSL「大樹(たいじゅ)」が運行する土日を中心に販売している。

 昨年8月、大樹1周年を記念して行われた「今市夏まつり」で登場した。同社専務の上吉原隆浩(かみよしはらたかひろ)さん(36)は「インスタ映えするので女性をターゲットにしていたが、それよりも親子が楽しんでいたのが印象的だった」と話す。大人も子どもも笑顔で楽しんでいる姿が、常設販売のきっかけだった。

 東武鉄道から転車台脇のスペースを借りているため、入線時には本物のSLを見ながら「SL体験」ができる。親子連れだけでなく、若者同士の観光客にも人気だという。

 煙は提供してから3~5分程度で出なくなるが、「何度でもSL体験を楽しんでほしい」と冷やし直しを受け付けている。上吉原さんは「煙は出なくなってしまうが、おいしいからとお土産で買っていく人もいます」とポップコーンの味にも自信を見せる。

【メモ】Sサイズ300円、Lサイズ500円(税込み)▽営業時間は午前9時半~午後5時半▽(問)0288・25・3733。

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