ショクダイオオコンニャク 世界最大の花 咲く 筑波実験植物園5回目、冬は初

茨城新聞
2020年1月19日

めったに咲かないとされる世界最大の花「ショクダイオオコンニャク」が18日夜、つくば市天久保の国立科学博物館筑波実験植物園で開花した。同園での開花は2018年6月以来5回目。同園の担当者は「今回初めて冬の開花となった」と話した。

この花はインドネシア・スマトラ島に自生するサトイモ科の絶滅危惧種。開花は世界的にも珍しいという。今回は地表から高さ2・3メートルまで成長した。花の形が燭台(しょくだい)に似ていることが名前の由来という。腐った肉のようなにおいが特徴で、受粉のために虫を引き付ける役割があるとされる。

一度開花すると急速にしおれ、見頃は数日で終わることから、同園は19~21日まで開園時間を午前8時半~午後5時まで延長する。問い合わせは同園(電)029(851)5159

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