先祖お迎え 華やかに スプレー菊、出荷最盛期 塩谷

下野新聞
2022年8月3日

県内有数のスプレー菊(スプレーマム)生産量を誇る塩谷町で、お盆に向けた出荷作業が最盛期を迎えている。

色のバリエーションが豊富なのが特徴で同町田所、農業鈴木一裕(すずきかづひろ)さん(45)方では白い「セイイレルダ」、ピンクの「エンゼルハート」など6品種をビニールハウスで栽培している。

2日も朝から気温が上昇し、午前7時半の時点でハウス内は31度。鈴木さんは「暑さで開花の遅れが心配されたが、現在は順調」と話し、大粒の汗を拭いながら約5千本を摘み取り、作業場で箱詰め作業などを行った。

JAしおのやによると、管内には22軒の生産農家があり、お盆までに計約50万本が出荷されるという。