「100年に1度」もうすぐ開花 とちぎ花センターの「アガベ」
下野新聞
2022年7月13日
【栃木】岩舟町下津原のとちぎ花センターで、60~100年に1度花を咲かせる植物「アガベ」のつぼみが膨らみ始めた。
アガベは米南西部や中南米の熱帯地域に自生するリュウゼツラン科の植物。1世紀の間に1度だけ開花することから「センチュリープラント」とも呼ばれる。
花センターには30年前の開館当時から展示されている。株の状態からほとんど成長していなかったが、昨夏から急に茎が1メートルほど伸びた。春以降も成長を続け、現在は高さ3メートルほどになり、複数のつぼみを付けている。8月にかけて花を咲かせる見込みだという。
担当職員の永島安紀(ながしまあき)さんは「つぼみから成長する過程も楽しんでほしい。珍しいので見に来てもらいたい」と話した。
(問)0282・55・5775。