ヤマユリ墳丘彩る 大田原の下侍塚古墳

下野新聞
2022年7月21日

【大田原】「日本一美しい古墳」とされる湯津上の国指定史跡・下侍塚古墳でヤマユリ約200本が見頃を迎え、墳丘の周囲を白い花で彩っている。見頃は来週まで続く見込み。

地域住民でつくる侍塚古墳松守(しょうしゅ)会の平野精一(ひらのせいいち)会長(82)と、旧湯津上村歴史民俗資料館長だった今泉宏(いまいずみひろし)さん(82)が15年ほど前、自生の球根を移植したのを機に、徐々に増えたという。

今年は11日ごろから順次開花。地元の有志らは開花に合わせて周辺を草刈りし、訪れた人が見学しやすいよう整備した。40年来の友人と20日に訪れた本町1丁目、三宮芳子(さんのみやよしこ)さん(77)は「見事に咲いていてきれい。近くで見ることができて良かった」と話した。