らーめん右京 19日復活 茂木 待望のプレオープン 新旧店主が意気込み

下野新聞
2022年7月13日

【茂木】宇都宮市野高谷(のごや)で長年愛された人気ラーメン店「らーめん右京」の味を引き継ぐ「らーめん右京 茂木」が19日、馬門にプレオープンする。当面は昼のみの営業とし、1カ月後をめどに本オープンする予定だ。開店に向け、味わいを引き継ぐ作業が進んでいる。

店を承継する店主大森敬一(おおもりけいいち)さん(64)が、旧店の店主沼生共邦(ぬまにゅうともくに)さん(73)から、調理法の指導を受けている。料理の味わいを左右する、みそや麺、焼き豚に使う豚肩ロース肉などの材料も当時と同じものを調達できたという。

当面は炭火焼きの焼き豚をのせた看板メニュー「右京完熟味噌(みそ)らーめん」と、しょうゆ味の2品の基本3メニューに限定する。スタッフの習熟度によっては、提供数が限定されることもあるという。

沼生さんはトレードマークだったコック帽をかぶって2年半ぶりに厨房(ちゅうぼう)に立ち、「期待に応える責任は重大。『右京の味だ』と言ってもらえるようにしたい」と意気込む。旧店の常連客だった大森さんは「右京の味は自分が一番知っている。プレッシャーは感じるが同じ味が出せると思う」と、人気店の看板を背負う覚悟を決めている。

営業は午前11時~午後2時。席数14。駐車場13台(ほかにバイク10台)。木曜定休。馬門1007の1。