「関鉄ガチャ」お目見え 茨城の竜ケ崎線竜ケ崎駅 特別景品も

茨城新聞
2022年7月3日

茨城県龍ケ崎市内を走る関東鉄道竜ケ崎線の竜ケ崎駅待合室に、カプセル自動販売機「関鉄ガチャ」がお目見えした。かつて石岡-鉾田間で運行していた鹿島鉄道線の硬券切符ほか、竜ケ崎、常総両線のヘッドマーク缶バッジといったユニークな品々を販売する。1回200円。関鉄は「これを機に利用者が増えれば」と期待している。

関鉄ガチャは「ガチャガチャ」の愛称で親しまれるカプセル入りおもちゃの人気にあやかって設置。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う生活様式の変化で、竜ケ崎線の利用者数が落ち込む中、誘客に結び付ける狙いもあるという。

硬券切符は関鉄の関連会社が運行していた鹿島鉄道線(2007年廃止)の未使用乗車券で、関鉄本社内で保管していた。関鉄の前身となった鹿島参宮鉄道時代の硬券切符も含まれており、1965年以前のもあるという。当たり券が出た際は特別景品と交換できる。

竜ケ崎駅の野口正紀駅長は「一度に10個、20個と買うお客さんもおり、人気を感じる。ぜひ竜ケ崎線を使ってほしい」と語った。