壬生・コストコに限定米菓供給へ 丸彦製菓の「あつい煎餅」 日光産を使用

下野新聞
2022年6月21日

米菓製造販売の丸彦製菓(日光市芹沼、山田邦彦(やまだくにひこ)社長)は、23日に壬生町安塚にオープンする会員制倉庫型量販店「コストコ壬生倉庫店」に日光産米だけを使った同店限定米菓「あつい煎餅」を供給する。

コストコ運営のコストコホールセールジャパン(川崎市)は、同店で本県産品を取り扱い、全国でも展開していく方針を示しており、日光産米の米菓販売はその一環。

丸彦製菓は1999年、福岡県久山町にコストコ1号店が出店した時から取引しており、通常の3倍以上の大きさの袋で商品を供給してきた。コストコの本県産品展開の意向を受け、今年3月に販売を始めた日光産米100%の地元原料にこだわった米菓を提案し、採用されたという。

あつい煎餅は、生地が厚く、堅いのが特徴で、山田社長は「しっかりとした歯応えがあり、コメの風味を感じられる」と説明する。

コストコ向けの商品は1袋7枚入りが5袋入った箱詰めで販売される。価格は非公表。原料のうるち米などの確保の都合により、壬生倉庫店での販売は約1カ月の期間限定となる。