木に宿る命の輝き 【2021 師走点描】真岡 「サナギツリー」展示

下野新聞
2021年12月7日

 金や銀などに輝くチョウのサナギで装飾された「黄金のサナギツリー」が、真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園花ちょう遊館を彩っている。

 ツリーはクリスマスシーズンに毎年展示。今年は開館25周年に合わせ、サナギ計約250個をオーナメントや綿とともにモミの木に飾っている。サナギは金色の「オオゴマダラ」など全5種。今回新たに、黄緑色の「カバマダラ」と「アサギマダラ」が加わった。10月中旬ごろ産まれた卵を、職員が育成したという。

 6日はツリーで羽化したばかりのチョウも見られた。来館者は興味深そうにサナギを観察し、感嘆の声を上げていた。友人と訪れた宇都宮市今宮1丁目、パート従業員菊池京子(きくちきょうこ)さん(63)は「別世界に来たようで感激。癒やされますね」と顔をほころばせた。火曜休館で、展示は26日まで。

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