壬生城知るならこの一冊 町歴史民俗資料館 サミット契機、パンフ作製

下野新聞
2021年12月3日

 【壬生】町歴史民俗資料館は、壬生城を紹介するパンフレット「壬生城 〈聖地日光〉への玄関口」を作製した。先月の全国藩校サミット壬生大会開催に合わせて販売している。

 同館の利用者などから「壬生城について簡単な解説資料が欲しい」との意見が多かったことや、藩校サミット開催が作製のきっかけ。同館には既存の刊行物があるが、価格は千円以上で購入を踏みとどまる人がいたことも背景にある。

 パンフレットはA4判フルカラー、全12ページ。価格は200円。町職員で日本城郭史学会委員の笹崎明(ささざきあきら)さんが監修した。歴代城主や本丸御殿、大手門を中心に取り上げ、昨年に町内の民家で確認された大手門の礎石についても盛り込んだ。

 同館は「シンプルだが、壬生城の基礎知識以上の内容が詰まっている」としている。

 また、藩校サミットを記念した「御城印」(500円)も同館で引き続き販売している。どちらも郵送販売もできる。(問)同館0282・82・8544。

地図を開く 近くのニュース