1周年 週末にイベント コロナ対応充実 下仁田荒船の湯

上毛新聞
2021年10月23日

 日帰り温泉施設「下仁田 荒船の湯」(下仁田町南野牧)が、25日でリニューアルオープン1周年となる。新型コロナウイルス感染症対策を講じ、来館者は増加傾向だ。23、24日には記念イベントを開催する。

 施設はもともと町営だったが、財政負担軽減のために建設業、アーキテクト(埼玉県深谷市、山口正人社長)に昨年売却、現在は同社が運営する。

 コロナ対応として全身除菌ミストやコワーキングスペースを設け、施設内での購入品を一括精算できるICリストバンドのほか新たな土産も導入。登山やバイクツーリングの利用客を呼び込み「来館者数、客単価ともに好調に推移している」(同施設)という。将来的には周辺の開発も進め、リゾート化を目指す。

 記念イベントには、お笑い芸人の「アンカンミンカン」やジャグリング・バルーンアートの「若鳩(ジャック)」が登場する。藍染め体験や地元農家によるマルシェも開催。担当者は「まだ来館したことのないお客さまにもぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。
(寺島努)