出番待つ大蛇 老神温泉でみこし修復

上毛新聞
2021年1月30日

 老神温泉のシンボル「大蛇みこし」の修復が、沼田市利根町の利根観光会館で行われている。老神温泉観光協会の会員らが集まり、「大蛇」の頭や腹の模様を丁寧な筆遣いで塗り直している=写真

 大蛇みこしは毎年5月、温泉の守り神に感謝する「大蛇まつり」で使われる。大蛇みこしは7体あり、今回は全長約25メートル、重さ約400キロの「若衆みこし」を修復する。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、大蛇みこしの練り歩きを中止した。同協会の萩原忠和会長は「小さな頃から担いでいるので強い思いがある。今年もどうなるか分からないが、準備をしておきたい」と話している。