《釣り》水戸・管理釣り場のブラックバス 強い引き堪能、障害物回り探り6匹
水戸市元石川町の管理釣り場「水戸南フィッシングエリア」でブラックバス釣りをした。ここで釣れるバスはオオクチバス。北米東部の原産、スポーツフィッシングの代名詞的な魚は大きな魚体と強い引きで人気が高い。
ブラックバスは針掛かりすると口を開けてジャンプし、首を振る(エラ洗い)ダイナミックな引きが魅力で、多くのバス用ルアーが開発されてきた。一方、釣り人は「こうしたら釣れるんじゃないか」と試行錯誤を繰り返し、考え通りにバスをヒットしたときの喜びは大きい。
バス釣りのこつは、ミミズやザリガニ、小魚に似せたワーム(ラバーや合成樹脂の疑似餌)をさお先やリールの巻き上げでゆっくりと操作し、魚の食欲と好奇心を刺激してルアーに食い付かせるところにある。
群れる所や口を使うバスの居所など、ポイントを見極めるのも重要だ。意外な浅場に身を潜める場合も多く、池への流れ込みや木の陰、水草などの障害物回りも要注意。
高水温時と低水温時は深場、適温なら浅場や表層を狙う。水中のかけ上がりなど、変化ある地形も狙い目だ。朝一番と夕暮れ時は釣れる可能性が高い。
今回は午前7時半に釣り場に到着。スタッフに状況を確認し、さおにルアーをセットして開始。水温28度で魚の活性は高そう。期待が膨らむ。さおはバス釣り用2メートル、硬さはミディアムライト。小型のスピニングリールに糸は8ポンド。ルアーは、初めはワーム(6センチのイモグラブ)を選択。針は返しのないものを。
1~3号池のうち1号の奥、島付近目掛けてキャストしたがアタリがない。へち際も30分くらい探ったが反応がないため、移動すると悠々と泳ぐバスを発見。バスの鼻先へ投げてさおを揺らし、ゆっくりとリールを巻くと、ぐぐっとさお先が絞り込まれた。
勢いよくアワセを入れると強い手応え。ドラグの「ジー」という音に興奮しつつ丁寧にリールを巻き、網ですくうと黄緑に輝く45センチのブラックバスが釣れた。
さらにへち際を狙うと、すぐさま35センチくらいのバスが上がった。再びアタリが途絶え、8センチの赤いワームの真ん中に針を付けたルアー(ワッキーリグ)に変更。障害物回りを中心に探り、強い引きを堪能した。最終釣果は約35~45センチのブラックバス6匹だった。(金丸釣具店店長・石田直也)
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