情熱のダリア 今年も 茂木・長谷川さん丹精 500種1300株見頃 支援の輪も広がる

下野新聞
2021年8月26日

 【茂木】烏生田(うごうだ)の「もてぎの森ダリア園」が開園し、約500種1300株のダリアが見頃を迎えている。同園は芳賀町下延生(しものぶ)、会社員長谷川亮(はせがわまこと)さん(55)が一昨年、休耕田を借りて私費で開設。熱心な長谷川さんの働きぶりに、今年は駐車場の整備などに協力する人が何人も現れている。

 同園は、ダリアの美しさに魅了された長谷川さんが、仕事の合間に丹精しながら公開している。開設から3年目を迎え、栽培面積を昨年よりも千平方メートル広い、4千平方メートルに広げた。

 超巨大輪の紅紫の花を付ける「エモリーポール」から、暗い赤と白のコントラストが愛らしい極小輪の「メアリーエベリン」まで、大輪中心に色や大きさは千差万別。秋が深まるまで美を競い合うように咲き続ける。最盛期は9月中旬から10月下旬という。

 21日に開園した今年は、丹精する長谷川さんの姿に共感し園の管理などで支える協力者の姿も増えているという。長谷川さんは「有り難く励みになる。オープンを心待ちにする方も増えた。疲れた心に元気を取り戻す、ピクニック気分で楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 11月3日まで楽しめる。高校生以上に「環境整備協力金」500円(時期により変動)を求め、整備費の一部に充てる。球根の販売も行う。場所は介護老人保健施設「もてぎの森うごうだ城」前。

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