土佐楓星空と共演 大田原・御殿山公園

下野新聞
2020年11月17日

 大田原市佐久山の御殿山公園で、鮮やかに紅葉した「土佐楓(とさかえで)」約80本がライトアップされている。16日夜は星空を背景に、ライトの光に透かされた赤や黄色の葉が風に揺れ、訪れた人の目を楽しませていた。

 土佐楓は江戸時代中期、四国・土佐藩主の子弟山内資敬(やまのうちすけたか)が、佐久山城主の福原家に養子入りした際に、持参したと伝えられている。

 ライトアップは、地域住民でつくる佐久山地区活性化協議会が毎年開催している「佐久山御殿山紅葉まつり」の一環。今年は新型コロナウイルスの影響で、古典芸能や野だてなどの他の催しは中止となった。

 同会の石崎晴夫(いしざきはるお)紅葉まつり部会長(57)は「今年は大きくPRしなかったが、たくさんの人が開催を楽しみにしてくれていた。迷いもあったが、実施して良かった」と笑顔を見せた。

 ライトアップは25日まで。午後5~9時。

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